【工場勤務の恋愛・結婚事情】18年ベテラン社員が解説

工場で働く人たちにも恋愛・結婚の悩みやドタバタエピソードがあります。
この記事では18年間、工場で働く筆者が、働く人たちの「恋愛・結婚あるある」をご紹介。
工場の恋愛・結婚事情ってどうなの?みなさんきっと興味津々ですよね。

この記事を書いた人
めがね課長

食品工場(大手関連会社)オペレーター歴18年。
現在も課長職として働く高卒・工場ワーカー。
過去に記者、IT関連営業など10を超える職種を経験。
現在は副業でブログ運営、Webライターとして活動しながら、定年後の”独立”をめざしています。

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目次

工場あるある(恋愛編)

工場恋愛のドキドキ・エピソード

  1. 秘密のランチデート
    工場では、周囲の目を気にしながら恋愛が展開されることも多々あります。
    自動車工場で働く博さん(23)と恵美さん(21=以下すべて仮名)は、お互いに気になり始めたカップルでした。
    キッカケは恵美さんの歓迎会だったといいます。
    二人は職場への影響を考えて、ランチタイムにこっそりと外で会うことに。
    毎日、同じ場所でランチを楽しむことで、お互いの距離が近づき、ドキドキ感が増していったといいます。
    人目を忍んでの職場恋愛のドキドキ感、経験者には分かりますよね?
  2. ライン作業中の密着で・・
    工場内での恋愛には、ちょっとした特殊なルールや状況が存在します。
    例えば、生産ラインでの密着作業中に思わず恋心が芽生えることも。
    食品工場に勤める大樹さん(30)と加奈さん(29)は、同じ生産ラインで働いていました。近い距離で作業をする中で、お互いの視線が交差し、特別な感情が芽生えたといいます。
    心理学には「吊り橋効果」と呼ばれる、困難を共に乗り切った者同士が恋愛に陥りやすいという理論があります。
    これに近い環境が二人の距離を縮めたのかも知れませんね。
    ところが、職場のルールにより、恋愛関係の場合は別の班に異動する必要があり、二人は離れ離れになることに・・。
    「離れるのはさみしかったけど、距離を置いて彼の仕事ぶりを見られるようになったのは良かったですね」と加奈さん。
    「吊り橋効果」の威力、覚えておきましょう。
  3. シフトのずれたデート
    工場勤務ではお互いのシフトが合わず、デートの時間を作ることが難しいのも「あるある」です。
    電気関連の工場で働く健さん(34)と留美さん(30)は、互いに強い気持ちを抱いていましたが、仕事のシフトが合わず、二人で会う時間がなかなか作れませんでした。
    彼らは忙しい日々の中で、わずかな休みを利用して会える時間を作り出し、お互いの努力によって絆を深めていったといいます。
    なかなか会えない分、デートのための準備や待ち合わせの緊張感は、二人の心をよりドキドキさせたことでしょう。

工場内での恋愛は、仕事とのバランスやルール、周囲への影響に気を使う必要がありますが、その分、特別な魅力と刺激をもたらすこともあるのです。

工場恋愛のトラブル

  1. グループ内に緊張が
    聡さん(27)こずえさん(26)は工場の同じグループで働いており、恋人同士でした。
    しかし、仕事とプライベートの関係が入り混じることで、グループ内の雰囲気に影響を与えることになります。
    他の同僚も二人の関係に敏感に反応し、「仕事にプライベートな関係を持ち込むのはどうか」と、グループ内に険悪な雰囲気が広がりました。
    結果的に、聡さんとこずえさんは別々のグループに異動することで問題を解決したとのことです。
  2. 嫉妬とゴシップの渦
    留美さん(24)は職場で人気のあるイケメン同僚と恋愛関係になりましたが、そのことが他の同僚の嫉妬心を引き起こしました。
    嫉妬や噂話が広まり、職場の雰囲気が悪化しました。留美さんは彼との関係を守りつつ、職場のトラブルに巻き込まれないようにするために、仕事に集中して、人間関係に気を配ったといいます。
    職場内の恋愛は、働く人たちにとって絶好の話題のネタです。これは工場に限ったことではありません。
    いろんな雑音に惑わされず、仕事に没頭するのは難しいものですが、仕事で評価が高まれば、二人の関係もいずれ認められることでしょう。
  3. 上司との恋愛問題
    真紀さん(35)は上司と恋愛関係になりましたが、この事実が職場に広まり、周囲からの批判や噂話にさらされました。
    「上司と部下の関係はしっかり区別するべき」という意見もあり、Mさんは難しい選択を迫られました。
    悩んだ挙句、最終的に真紀さんは職場の倫理規定に従い、恋愛関係を解消することを選んだといいます。
    「上司との公私混同を不安に感じる、周囲の気持ちも理解できます。退職、異動という選択肢がなかったので、別れることを選びました。今は仕事に集中できています」(真紀さん)。
    好きになった相手がたまたま上司だった・・。会社組織内での恋愛の難しさですね。
  4. 別れと職場への影響
    亮さん(30)と沙也加さん(31)は恋人同士で、職場での関係も円滑でしたが、ある理由から別れることになりました。
    しかし、別れた後も同じ職場で働くことになり、元カップルとしての関係性が職場の雰囲気や人間関係に影響を及ぼしました。
    しかし、亮さんと沙也加さんはプロ意識を保ちつつ、過去の感情にとらわれずに職場での協力関係を築くために努力したといいます。
    その結果、いまでは過去のわだかまりにとらわれず、良い関係を築いているそうです。
めがね課長

工場内で交際に発展するパターンは本当に多いですよね。
仕事ぶりには、その人の人間性・価値観が表れるので、相手の本質を見極められる社内交際は悪くないでしょう。
しかし、交際が順調なあいだは良いのですが、うまくいかなくなったら厄介です。
職場での恋愛は、人間関係や組織の機能に少なからず影響を与えます。
同僚との関係の変化や嫉妬、ゴシップなどが生じることで、仕事とプライベートのバランスを保つことが難しくなります。
工場内で恋愛に発展した場合は、職場のルールや倫理規定に従いつつ、適切な対応をすることで、トラブルを解決し、職場の雰囲気を維持するよう努める必要がありますね。

工場勤務と恋愛の両立

  1. シフトとデートの調整
    拓海さん(26)は電子部品工場でシフト勤務をしていて、不規則な勤務時間が日常です。
    彼が恋人とデートを計画するたびに、シフトの都合が悪くなり、なかなか予定が合わせられないとのこと。
    拓海さんは仕事と恋愛の両立を図るために、彼女とのコミュニケーションを大切にし、シフトの変更や工夫を重ねながら、限られた時間をデートに有効活用しようと今も努力してるそうです。
    工場のシフト勤務は、恋愛面で見れば苦労が多いようですが「給料が良い」「平日に休める」「残業が少ない」などのメリットもあります。
    自分のライフスタイルに合った勤務体系を選ぶのが大切ですね。
  2. 長時間労働とプライベートの時間不足
    保志さん(28)さんは忙しい食品工場で働いていて、長時間の勤務が続いてるそうです。
    恋人との時間を大切にしたいと思っていますが、仕事の疲れや残業の多さにより、なかなか十分な時間を割くことができていません。その分、彼女とは週末に多く会うようにしているといいます。
    しかし、時には平日に会いたいこともあるので、効率的な仕事の進め方や体調面の自己管理(早く寝て疲れを貯めないなど)の改善を試みながら、仕事とプライベートのバランスを取る方法を模索しています。

拓海さんと保志さんの経験は、工場勤務者が恋愛と仕事を両立させる難しさを表しています。
シフト勤務や長時間労働など、特殊な労働環境下での恋愛は、時間や労力の調整が必要不可欠です。
工場勤務者は、さまざまな工夫や努力を通じて、両方をうまくバランスさせる方法を見つけようと頑張っているのです。

限られる「出会い」のチャンス

  1. 作業場の「閉鎖空間」
    徹さん(36)は食品工場の作業場で働いており、長時間を同じ場所で過ごすことが多いです。
    作業場は閉鎖的で、他の部署や外部の人々との接触が限られているため、新たな出会いのチャンスが少ないと感じていました。
    徹さんは出会いの場を広げるために、職場外のイベントや趣味の活動に積極的に参加するようになりました。
    具体的にはいわゆる「街コン」や、趣味の「音楽フェス」への参加など。
    人間関係が広がる行動を起こすことで、いまでは共通の趣味を持った彼女と付き合っているそうです。
  2. 残業とプライベート時間の確保
    裕太さん(28)はシフト勤務のため、他の人々とのプライベート活動や出会いのチャンスが制限されていることが悩みの種。
    入社前から付き合っている彼女がいましたが、シフト勤務になってからは「すれ違いが」増え、別れてしまったそうです。
    また、食品工場に勤める健吾さん(26)は残業が多く、勤務時間が不規則なため、アフター5に友人などと予定を合わせることが難しくなりました。他の人に替わりを頼む、早めに仕事を終わらせるなど工夫を重ねながら、出会いのチャンスを逃さないよう努力しているといいます。
  3. 男性多数の職場環境
    博司さん(32)は男性が多数を占める工場で働いています。そのため、女性との出会いの機会が限られていると感じています。
    職場外のコミュニティ活動や友人の紹介などを通じて、新たな人とのつながりを築くようにしました。また、趣味である「釣り」を通じて幅広い人脈を作ることで、出会いの幅を広げる努力も行っているといいます。

閉鎖的な作業場やシフト勤務による時間制約、男性多数の職場環境など、様々な要因が出会いの機会を制限してしまうことがあります。
しかし、多くの工場で働く人は自分の時間や労力を工夫し、職場外の活動や人脈を活用することで、新たな出会いのチャンスを作り出そうと努力しています。

めがね課長

工場は閉鎖的な職場であり、新たな人との出会いが限られています。
そのため、彼や彼女などのパートナーが作りづらい環境なのは否めません。
とはいえ、ネット時代の現在は出会いのためのアプリやSNSなど、価値観の合うパートナーを見つけやすい環境です。
本気で探す気になれば、チャンスはいくらでもあるでしょう。

工場あるある(結婚編)

めがね課長

工場勤務者の「結婚事情」も大きな関心事ですよね。
工場特有の組織、勤務体系によって、さまざまな「結婚あるある」があります。

夫婦・家族の時間の確保

工場ではシフト制を取り入れているところが多く、夜勤や休日勤務が必要な場合もあります。
結婚している場合、パートナーや家族との時間を調整することが難しくなることも。
シフト表や予定を合わせるために、夫婦間でのコミュニケーションや協力が重要となります。

  1. シフト勤務の調整
    慎吾さん(33)と由美さん(32)夫婦は、どちらも工場でシフト勤務をしています。
    しかし、慎吾さんが夜勤のシフトに入るため、夫婦の時間が限られてしまいます。
    二人は互いのシフト表をよく確認し、休日や休暇を上手く合わせることで、少しでも時間を共有する努力をしています。
    沙織さん(34)はシングルマザーで、工場でのシフト勤務(早番・遅番)と子育てを両立しています。
    シフトの組み合わせによっては、子供の保育の調整や家事の時間が難しいことがあります。
    そのため、近所の子育て支援施設や友人、親の協力を頼りにし、仕事と家庭のバランスを保つために奮闘しているといいます。
    「子供が発熱などで保育園から呼び出されることも多く、周りの皆さんの協力と理解で助けられていますね」(沙織さん)
    浩二さん(26)とエリカさん(24)は結婚直後であり、互いに同じ工場でシフト勤務をしています。
    最初はシフトが合わず、まとまった時間を共有することができませんでした。
    そこで、二人は上司と相談し、同じシフトになるよう調整してもらうことができました。
    このおかげで、夫婦の時間を大切に過ごすことができるようになったそうです。
  2. 残業とプライベートの充実
    後藤さん(39)は工場での業務量が増え、特に繁忙期は残業が頻繁に発生します。
    しかし、後藤さんは仕事だけに集中するのではなく、プライベートな時間を充実させることにも努めています。
    休日は趣味のマラソンなどに取り組むことで、仕事とのメリハリをつけ、リフレッシュする時間を作っています。
  3. 長時間労働と家族の時間
    藤井さん(38)は工場での勤務時間が長く、帰宅が遅いことが多くなりがちです。その結果、家族との時間が限られてしまいます。
    それでも、藤井さんは家族とのコミュニケーションを大切にし、週末や休暇を活用して家族との絆を深めるために努力しています。
    また、仕事と家庭のバランスを取るために、効果的な時間管理や仕事の効率化にも取り組んでいます。
めがね課長

ライフワークバランスは工場勤務者にとって大きな課題です。
工場では、長時間労働や残業が発生することがあります。これにより、家庭との時間が制約されることがあります。
結婚生活を送る上では、仕事とのバランスを取るために努力が必要。
予定や休暇の確保、効果的な時間管理が重要となりますね。

多い「工場内結婚」

工場勤務者同士で結婚するケースは多くあります。長時間、共に過ごす職場での出会いがきっかけとなることも少なくありません。
しかし、同じ職場で働くことで同僚とのバランスの取り方に悩むこともあるでしょう。

  1. 同じ部署での出会い
    孝二さん(38)と美由紀さん(31)は同じ部署で働いており、日々の業務や目標を共有するうちに意気投合しました。
    一緒に仕事をするうちにお互いの魅力に気づき、徐々に関係が深まっていったといいます。
    最終的には社内結婚を決意し、現在も同じ部署で働きながら夫婦としての絆を築いています。
  2. 他部署との交流を通じて
    同じ工場内の部署の異なる二人が、交際・結婚に至るケースも多く見られます。
    食品工場に勤める咲さん(26)は、1日に何度も足を運ぶ他部署の圭さん(30)の仕事ぶりに惹かれていきました。
    最初は他愛のない会話を続けていましたが、好きなアーティストの話題で盛り上がるようになり、交際に発展したそうです。
  3. 転勤をきっかけに
    修三さん(34)にある時、転勤の機会が訪れました。
    新しい工場で美香さん(32)と出会い、趣味や仕事とプライベートの価値観が一致したため、少しずつ惹かれていきました。
    修三さんからアプローチして交際、結婚に至り、美香さんは円満退社して幸せな家庭を築いているそうです。
  4. 異動から結婚に発展
    江口さん(34)と藤井さん(32)は長い間同じ工場で働いていて、部署は違いましたがお互いの存在は知っていました。
    そんな二人が急接近したのは江口さんが異動となり、同じ部署で働くことになったため。
    多くの経験や目標を共有する中で、お互いの良さに気づき友情が愛情に変わったといいます。
    社内での異動が結婚につながった一例です。

同じ部署で働くことや異動、転勤などが出会いのきっかけとなり、共通の目標や関心事を通じて結婚に至るケースがあります。また、長年の同僚関係が発展して結婚に進展することもあります。
工場勤務者は共通の職場環境を通じてお互いの魅力を発見し、結婚に踏み切ることで、夫婦としての絆を深めているのですね。

工場の恋愛・結婚あるある募集中

めがね課長

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